コザクラインコのぺリドットを迎えてから今日で６日目ですが、ノートに書いていた昨日までの記録をここにも残しておこうと思います。

１日目（お迎え当日）

　ペットショップまで距離があるので紙袋で急ごしらえしたカバーで目隠ししながら、バスと自電車で自宅まで運搬。泣き喚いて大騒ぎかと思ったらそれほどでもなかった。
「１日２回さし餌を与えてください」
　店員さんにそう言われたので、苦戦しつつもさし餌を作ってあげてみる。
　逃げる。猛烈に逃げる。キャリーケースの中を怯えて逃げ回る。無理やり与えるのも良くないと思い、その日はすぐに諦めた。
　キャリーを私の自室（寝室）に置く。私の咳とくしゃみが止まらない、何でだろ。

２日目

　咳とくしゃみについて調べてみたら寝室に鳥かごを置くのはよくないらしい。とりあえず収納部屋に移す。
　さし餌を差し出してもやはり食べない。餌入れに一人餌用のシードを入れてみるもやはり食べない。母と協力してぺリドットを手で掴み強制的にさし餌してみる。
　もうビビリすぎて身動きをとらない。一応さし餌は少し食べてくれたが、手に対してトラウマを植えつけてしまったかもしれない。
　それから汚れた口を濡れたティッシュでふき取ろうとすると脱走。脱走対策はしていたので最悪の事態(窓から外に出る)は免れたが、戻し方がわからないので追い掛け回して鷲づかみにしキャリーに戻す。冷静さに欠けてトラウマを抉っていくスタイル。後ですごい後悔した。
　この日から一人餌のみに切り替えることにした。悪い事したな。
　床の新聞紙を取り替えなければならないので、キャリーに手を入れたが激しくおびえている。あかん。
　その後、もしかしたら餌入れが深すぎて怖いか、餌入れと認識していないのかもしれないと思い、さし餌を作る器に主食のシードを入れてみる。
　器を変えたらシードを食べ始めた、少し安心した。
　シードは『エクセル』の『小鳥の食事　皮付き』。これにはボレー粉も含まれているらしいが、ボレー粉を与えなくても本当にいいのだろうか。

３日目

　朝、キャリーの新聞の交換中逃走。今度は手乗りじゃないインコの逃走対策を事前に調べておいたので【キャリーの底を外して網部分をインコに被せ、籠にしがみつかせる大作戦】を決行し、スムーズに捕獲。昨日知りたかった、悔やまれる。
　逃走ついでにキャリーに止まり木をつけた。最初は警戒していたが乗れるものと知ると普通に利用するようになった（一段斜めに間違えて設置してしまった。見ているとなんともいえない気持ちになる）。
　どうやら昨日よりシードを食べられているようだ。体重が量れない分、明日からシードの量を測り減った分を記録していきたい。
　インコは犬に比べて水をまったく飲まないのだろうか？水をなめている所を一度しか見たことが無い、心配だ。
　小粒のひまわりの種を買ったので四粒程あげてみる。真っ先に食いついた。そして１回だけ金網越しからひまわりを差し出したら受け取ってくれた。奇跡。
　ペリが外の野鳥に反応して鳴いている。もう助けを求めているようにしか聞こえない。悔しいので私も名前を呼ぶことにする。

野鳥「ピーヨ、ピーヨ」
ペリ「ピピッ！！　ピッ！！！」（助けて！！　殺される！！）
私「ペリちゃーん」（低音）

　いったい何のホラーだろうか。

４日目

　今日は餌の重さを量ってからキャリーに設置した。とりあえずシードの量は１０ｇだ。
　気がつけばキャリーの周りがめちゃくちゃ汚い。小さい箒とちりとりが必要のようだ。
　今日は初めて菜さしに豆苗を入れてみた。少しつついていたが食べている様子は無い。
　昨日のひまわりの奇跡は完全にただの偶然だったようだ。びっくりするほど寄り付かない。
　仕事を失ってからずっと家に篭っているので、この四日間ペリの観察をずっとしていたが正直疲れてきた。手乗りになる気がまったくしない。放鳥もできる気がしない。好かれる気がしない。
季節の変わり目も近く私のメンタルも弱っている時期なので将来に絶望しか感じない。
　明日は気分転換に買い物に行こうと思う。

５日目

　昨日の夜、母に神経質になりすぎと言われた。母によればペリドットは少し落ち着いてきたらしい。
　昨日のペリのシードは３グラムほど減っていたようだ。私は素人なのでこれが多いのか、適切なのか、少ないのかはわからない。ネットで調べてみても大した情報は得られなかった。ペリの体重の情報が得られれば……でも出来ないものは仕方が無い。無理に計測してトラウマを増やすのは避けたい。
　今日の野菜は小松菜を設置してみた。凄く食いつきが良い。
　しかし、ひまわりへの食いつきが良くなかった。好物かと思ったけどただの新しい物好きか？　ひまわりで距離を縮めようとしていた作戦が白紙に戻ってしまった。悲しい。
　今日はボレー粉を買ってみた。調べてみると水洗いしてから、熱湯消毒して、乾かして使うといいらしい。乾かす暇は無かったので鍋で軽く煎った。とりあえずそれっぽい物を作ってみたけど合ってる気がしない。
　今日からキャリーの隣に湿気とりを一つ置いてみる。消臭剤でもないし、除湿効果があるだけだしたぶん大丈夫でしょ。

　これは今日（６日目）わかった事ですが、５日目ペリドットは主食のシードを１～２ｇほど食べたようです。小松菜は茎以外ほとんど啄ばみました。

疲れた！！！
　５日間は大体こんな感じでした。酷い迷走具合です。己のストレスから気をそらすのが目的だったのに、今やペリドットから気をそらす術を探してしまいます。

　だってペリドットが起きている間ずーーーーーーっと隣の部屋で物置インコ部屋を気にかけながら、野鳥が鳴くたびペリも鳴くので名前を呼んで、それを何十回も繰り返して、フンの状態を観察して？　病気のフンのネット画像と見比べて！　ペリが片足上げてウトウトしてたり、あくびしたり、野鳥に返事をしたり、日光浴で頭だけ水浴びして鼻の穴が見えてたりする度にインコの心理状態をネットで調べて！！　３０分に一度位そばまで寄って返事も無いのに名前をひたすら呼び続けてるんですよ！！？　文字に起こしたら完全にヤバイ奴じゃないですかこれ！！！
　誰かそこまでしなくていいと！！　インコさんとの生活は神経をすり減らす殺伐としたものではないと！！　ラブバードもそんなものは求めていないと！！　言ってください！！！
気が狂いそうです！！！！
　

「キチガイこわ……近寄らんとこ……」
















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　よく某知恵袋にある、「お宅に来たインコちゃんが可哀想」「インコどころか生き物飼う資格無し、○ね」「もう里親に出してあげてください、可哀想過ぎて見てられない」等など「はっきり言わせて貰うと」系が耐えられません。ぺリドットより繊細でクソ弱虫なので勘弁してください。