根暗!半引きこもり!無職貧乏!三重苦とコザクラインコ

ぺリドット(コザクラインコ)の悲劇!
貧乏・無職・根暗!三重苦駄目人間がコザクラインコを家族に迎え入れたった。

何故ふかふかれは「どん底」なのか

『何故お前はどん底なのか』
 えっ、不幸自慢興味ない?そんな事言わずに、かまってちゃんにつきあって。



 それはそれは長い話になります。興味のある方は読んで同情してくれたら嬉しいです。
 私は「同情するなら金をくれ!」なんて謙虚なことは言いません。同情した上で慰めながら札束の入ったアタッシュケースを下さい。それか、富と名誉と翼を下さい。



何時までたっても治らない不登校癖
 全ての滅亡の始まりです。
 不登校癖は両親が離婚してから始まりました。以前は毎年皆勤賞ってくらいに学校に向かっていたのに、中学のときに両親が離婚してしまい、更には高校受験シーズンに入り、所属していた部活内でいじめにあいます。私は地味で根暗で肥満体系。格好の的ですね。こうして、家の中は勿論学校内でも居場所がなくなります。
 とんだ箱入り坊やだった私は突然の窮地に追いやられて現実逃避をするようになります。
 お腹が痛くないけど、お腹が痛いんです。お腹が痛い事にしておくんです。この「お腹が痛い事にしておく」癖が今も治りません。再発しては休み再発してはまた休みを繰り返します。この癖は最早理性では止められず今だに私は時々トイレにこもります。


怒られたくない病
 まるで子供みたいな病気ですが、こいつが「お腹が痛い事にしておく」癖を引き起こします。
 さらにこいつのせいでまともに面接を受けられません、実際圧迫面接では無かったとしても「もしかしたら怒られるかもしれない」そう思うだけでもう動けません。


好きなことだけしたい症
 読んで字の通りです。高校受験シーズンほぼ不登校だった私は成績だけでは、まともな高校に行けません。私立高校とは名ばかりの不良預かり所みたいなところに送られてしまいます。(その数年後専門学校の授業でモヒカンとバンドを組む事になるんですけどそれは別の話)
 もう思い出せないくらい必死こいて朝から晩まで塾で勉強しました。そして受験終了と同時に発症。更には不登校癖と重なり高校時代は最悪でした。




 他にも電話をかけたくない病とか一点に集中すると周りが見えなくなる病とか……とまあこんなアホらしい病気が私に巣食っています。つまり、私はいい年こいた大人の皮を被ったプレティーン坊やです。
 まあこれらのせいで、コネでしかパート等で働けなくなったわけですが。そのパートもお払い箱になってしまい現在無職です。プラスに捉えれば正社員になるチャンス。逆に言えばこれを逃せばもうお先真っ暗です。







 ……でまあ、ここで終わればどん底まで落ちなかったんですけど、現実は非情である。



母方の祖母が手術不可能の肺ガンと判明。
 致命的でした。元々上記の致命傷にさらに致命傷です。
 私が唯一のパート(パートと言う名の月給最大7万円の短時間アルバイト)による収入を失うと母のパートだけが命綱に私と母は、無職金欠、祖母はかなり進行した肺ガンで親子ともども板ばさみにあい情緒不安定に。どん底です。



それから
 何か気を紛らわす術が無いとおかしくなってしまいそうだったので、出た案が「熱帯魚かインコを飼う」でした。
 こうして話し合いの末私達はコザクラインコのぺリドットと出会うわけです。